野菜ソムリエの資格と活動

野菜ソムリエにはランクがあり、
野菜ソムリエの初級を「ジュニア野菜ソムリエ」と言います。
現在1万人以上もの人がこの資格を取得しています。

自分の日常生活において、野菜ソムリエの知識を活かしている人たちです。

ジュニア野菜ソムリエの資格については、永久的に使える資格となっています。
そのため更新手続きの必要がありません。

中級の野菜ソムリエを「野菜ソムリエ」と言います。
現在250人程度の人がこの資格を取得しています。

ジュニア野菜ソムリエに比べてぐっと少なくなります。

自分以外の人に対して、野菜や果物に関しての
様々な知識を伝えられる人たちです。

野菜ソムリエの資格については、2年に一度更新手続きが必要です。

その際事務手数料は3,150円必要となります。

日本野菜ソムリエ協会が主催しているワークショップなどの
クラブ活動にも参加する必要があります。

あるいはベジフルカルテを作成して提出することになります。
これらの活動で2年の間に24ポイント取得しなければなりません。

野菜ソムリエの上級を「シニア野菜ソムリエ」と言います。
ほんの数人、10人以下しかいない資格保持者です。

野菜や果物に関して幅広い知識を持ち、社会に貢献できる人たちです。

こちらのシニア野菜ソムリエの資格も2年に一度更新手続きが必要です。
その際事務手数料は3,150円必要となります。

シニア野菜ソムリエになると、
野菜ソムリエのように更新に際しての要件はありませんが、
レポート提出などが必要となります。

社会で野菜ソムリエとして実践で活躍できる能力を身につけるには、
やはりシニア野菜ソムリエの資格をとる必要があります。

野菜と果物に関しての分野と思考力を訓練する分野で構成されます。

シニア野菜ソムリエの資格をとるにあたり、思考力の訓練を受けるのは、
社会にでて実際に野菜や果物に関するビジネスで成功するためのものです。

野菜や果物がおかれている現状、
社会全体を理解して将来の方向性を決めるのです。

シニア野菜ソムリエでは、
野菜や果物に関しての広い分野における知識を身につけ、
市場に相応しいビジネススキルも身につけること必要です。

農業や健康、店舗や料理など食に関しての分野についても学びます。

シニア野菜ソムリエとして社会にでて、
実践的に活躍できるゼネラリストになります。

シニア野菜ソムリエになるには、
まず野菜ソムリエの資格を持っていることが条件となります。

協会がおこなっているカリキュラムの受講料は357,000円です。
1回2時間のカリキュラムを18回受講する必要があります。

その後筆記試験と論文審査を受けて、合格すると面接試験があり、
それにも合格するとはれてシニア野菜ソムリエとなれるのです。

社会にでて資格として役に立つには、
野菜ソムリエ、シニア野菜ソムリエの資格が必要です。

ジュニア野菜ソムリエは、
あくまでも自分と親しい人を楽しませるための資格です。

野菜ソムリエとして仕事がしたい人は、野菜ソムリエ以上を目指してください。

シニア野菜ソムリエは全体の数パーセントしかいない狭き門です。
資格を取得するには、心して勉強する必要があります。

野菜ソムリエはジュニア野菜ソムリエで身に付けた一通りの基礎知識をもとに、
さらに野菜や果物を生産して流通させて、マーケティングすること、
鮮度維持すること、各種品目について学びます。

更に、農業や青果業界の歴史についても触れていきます。

今日の青果物を取り巻く環境について理解することで、
より深く野菜や果物について知り、興味を持つことができます。

野菜ソムリエは、自分だけではなく、
野菜や果物の楽しさを世間一般に広めていく役割がを担います。

野菜ソムリエの資格を取得するには、
１日２時間で１２回のカリキュラムを受ける必要があり、
１２回のうち９回以上出席しなければ、試験を受けることはできません。

野菜や果物を生産する際の、土作りから生産に使う農薬や肥料に至るまで、
JASなどの標準基準について学びを広げます。

生産現場を知ることで、農業に関しての問題点を理解し、
野菜への関心を更に引き出します。

そして、数多くある野菜や果物の品目について学びます。
・　原産地の違い
・　野菜などの種類
・　野菜などの品種
・　野菜などの伝来方法
など、それぞれの特徴を知り、良いもの悪いものの見極め方を学びます。

また、野菜や果物を鮮度維持しながら輸送する技術も学びます。

野菜や果物など食についての歴史を振り返ります。
今の世の中が抱えている食の問題について知ることができます。

青果業界を理解し、発展に繋げるために、マーケティングも学びます。
その為に必要な野菜や果物の知識を学び、伝達方法も一緒に学びます。

さらに、
・　商品戦略
・　商品を品揃えするための戦略
・　売り場で見栄えよく見せるビジュアル提案する方法
など、極めて実践的なことも学びます。

野菜をうまく表現するために、
・　カラーコーディネイト
・　イメージコーディネイト
についても学びます。

また、近年の日本人に急増している生活習慣病と青果物との関係を知り、
どのような栄養情報を摂取するべきなのかも学んでいきます。

野菜ソムリエの資格をとるには、ジュニア野菜ソムリエの資格が必要です。

受講料は、155,400円で、規定のカリキュラムを受講後に
筆記試験と口答試験、面接を受けて合格した人が野菜ソムリエになれます。

野菜ソムリエの中でも、ジュニア野菜ソムリエは、
自らが野菜や果物に親しみ楽しむための資格です。

家族や自分の周りの人に
おいしい野菜、果物、料理を提供したいと考える人に最適な資格です。

数多くの野菜や果物について基礎知識を身につけることで、
料理の幅も広がり、野菜や果物の魅力を知ることができます。

身に付けた野菜に関する知識を他の人に伝えることに限らず、
新たなレシピを提案することもできるようになります。

このように野菜や果物の楽しさを知り、それぞれの立場で
日常生活で役立てることができる資格です。

また、野菜ソムリエには、単に知識を見つけるばかりでなく、
理解して知識を他人に伝えるコミュニケーションの力も必要です。

このコミュニケーションは対人ばかりでなく、
青果とのコミュニケーションも指しています。

普段から青果とふれあい感じることを、言葉として表現していきます。
ジュニア野菜ソムリエではこれをベジフルコミュニケーションの中で学びます。

また、基礎知識として、
・　野菜編
・　果物編
・　理論編
を学びます。

野菜や果物の
・　味
・　鮮度
・　品種
・　栽培方法
について学び、理論編では野菜などの
・　生産から流通までの流れ
を学びます。

それぞれの野菜や果物についてのカルテも作成し、見極め力をつけます。

野菜を使った様々な料理のレシピを増やしていくためにスキルを磨きます。
野菜を使って作る料理の楽しさも学びます。

そして、種類の違う野菜や作型の違う野菜によって適した料理を作る
コーディネーション力も身につけていきます。

協会ではジュニア野菜ソムリエの資格をとるために、
１回２時間のカリキュラムを７回受講して、
終了時に筆記試験に合格することが条件となっています。

今日の受講料は、入会金も合わせて133,350円です。

講義は、７回中４回以上出席しなければ、
修了試験を受けることができませんからご注意ください。

今日の野菜ソムリエという資格も、
当初の名称は「ベジタブル&フルーツマイスター」とされていましたが、
通称として「野菜ソムリエ」と呼ばれていたものが、
2010年4月から正式名称へと変更されました。

ベジタブル&フルーツマイスターのときは、それぞれ
・　ベジタブル&フルーツマイスターの初級
・　ベジタブル&フルーツマイスターの中級
・　ベジタブル&フルーツマイスターの上級
がありました。

それが
・　ジュニア野菜ソムリエ
・　野菜ソムリエ
・　シニア野菜ソムリエ
の3つに名称変更されましたが、
すでに一般には野菜ソムリエという名称の方が
認知度も高く、呼び名として定着していました。

ところで、野菜ソムリエを名乗ることができるのは
「野菜ソムリエ」と「シニア野菜ソムリエ」の資格を持っている人だけです。

従って、「ジュニア野菜ソムリエ」の資格では
「野菜ソムリエ」を名乗ることはできません。

いってみれば「ジュニア野菜ソムリエ」と「野菜ソムリエ」は違うもので、
単に「ジュニア野菜ソムリエ」という名前で呼ばれるに過ぎず、
資格とはなりません。

もともと、野菜ソムリエという資格は青果販売業者向けのものでしたが、
メディアで取り上げられたり、有名人が資格を取得したりしたことから
広く一般に認知されるようになった事ことから、
一般の方からの受験者が増えました。

ただ、野菜ソムリエの資格を取得するには、かなり高額な費用が必要です。
また、一度資格した取得は半永久的なものではなく、
随時更新していく必要があります。

その際、当然更新料も必要となる為、
上の級へ進めば進むほど費用は高くなります。

そのため、一般人には取得が難しい資格となってしまいますが、
シニアソムリエの資格をとれば、
カルチャースクールで講師を務めることができるなど、
その資格を旨く活用することもできます。

中級の野菜ソムリエの資格をとると、
スーパーの店頭で試食販売をするなどして資格を活用することができます。

予断ではありますが、
ジュニア野菜ソムリエの資格をとれば、
協会が主催するイベントで働くことができます。

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